ビットコインの半減期とは?

2017年5月29日

ビットコインの半減期とは?価格はどうなる?

ビットコインには半減期と呼ばれるタイミングがあります。具体的には、マイニング(採掘)報酬が半分になるタイミングのことです。マイニングは新規取引の承認作業のことで、報酬としてビットコインが与えられるようになっています。今回はビットコインの半減期に関する詳細や価格推移について紹介します。

ビットコインの半減期は4年に1度?

 ビットコインの半減期とは、マイニング(採掘)報酬が半分になるタイミングのことです。ビットコイン自体が半減するのではなく報酬が半減するだけなので、ビットコインの数が減るわけではありません。21万ブロックが生成されるごとに半減していくのですが、大体4年に1回迎えオリンピックのような周期になっています。最初の半減期は2012年11月に迎えました。採掘報酬は50BTCから25BTCになっています。次の半減期は2016年7月でした。採掘報酬は25BTCから12.5BTCになっています。そして次の半減期は東京オリンピックの前あたりではないかと予測されています。

4年に1回は根拠がある

半減期が4年に1回なのは根拠があります。ビットコインはブロック生成時間が約10分になりますが、10分×21万ブロックが4年になるからです。ただ、全てのブロックが10分で生成されるとは限らないので、多少のズレは生じてきます。

半減期がある理由

ビットコインに半減期があるのは価値をコントロールするためだと思われます。ビットコインはマイニングによって一定数量ずつ市場に流入していきます。新規に流入する量と流入する資金の量によって価格が決まりますが、新規に流入する量が減れば、流入する資金が上回り価格が上がるのは自然な流れです。簡単に言えば、採掘量が減れば希少価値が上がるということです。もし金の採掘量が現在の半分になれば、価値は絶対上がりますよね。

つまり半減期はビットコイン価格が上がる

半減期になるとビットコインの希少価値が上がるため、価格上昇の可能性が高くなります。実際、過去2回の半減期には価格上昇を見せました。

2012年11月の半減期では直前から価格上昇を見せ、半減期後に大幅な価格上昇を見せました。11月末の半減期時点では1BTC1,000円程でしたが、12月末には1,200円、1月末には2,000円、2月末には4,000円に到達しています。

2016年7月の半減期は前回の期待からか、1ヶ月ほど前から価格が急上昇しました。1BTC5万円程だった価格が8万円台に達しています。半減期後は香港の取引所でハッキング被害が出てしまい価格を下げましたが、2016年末には10万円を超えました。

2020年の半減期はどうなる?

次の半減期は2020年になると予想されています。価格がどうなるかはさまざまな要因があるため予測が難しいですが、理論上や過去の傾向を見る限り上昇する可能性が高いと言えます。前回は2ヶ月前くらいから価格上昇を見せていたので、同じくらいのタイミングで購入しておくといいことがあるかもしれません。2020年は東京オリンピックだけでなく、ビットコインの半減期にも注目です。

半減期を利用したビットコイン投資を

ビットコインの半減期は大体4年に1回のペースでやってきます。過去2回の半減期で価格上昇を見せていることもあり、次回の半減期も同じような動きを見せる可能性は十分あるでしょう。こうしたイベントはしっかり押さえてビットコイン投資の戦略を立ててください。

既に70%のビットコインがマイニング済み

ビットコインはあらかじめ発行数が2100万枚と決められています。その中既に1500万枚発行されていますので、今後2140年までに残りがマイニングされる予定にプログラムされています。
このようなことからその価値がいかに希少なものになるかが想像できます。