BitSharesにはウォレットと取引所の両方が一つのパッケージになっているので、資金管理、資金の送金や受け取りからトレードまで一つのプラットフォーム内で全てが完結すると思ってください。
ビットコインのように、「あなたのモバイル・ウォレットから外部の取引所が指定したビットコインアドレスにビットコインを送信する」などのわずらわしい作業が必要ないということです。
Contents
ステップ1:Openledgerにウォレットを作る
まずはOpenledger(BitSharesのオンライン・ウォレット&取引所サービス)にアクセスして、ウォレットを作成するのが一番最初のステップです。ウォレットの作成は1分でできます。
手順
1. まずは、OpenLedgerというBitSharesのオンライン・ウォレット・サービスにアクセスします。
2. 次に、下記のように情報を入力し、Create Accountをクリックします。以上でアカウントが作成されます。
アカウント作成時の注意点
ハイフン、または数字がないアカウント名を作成しようとすると「This is a premium name. Premium names are more expensive and can’t be registered for free by faucet. Try to select another name containing at least one dash, number or no vowels.」と怒られます。ですから、アカウント名のどこかにハイフンか数字を入れましょう。
また、ウォレット作成時に設定するパスワードはウォレット内の資金を送金したり、ウォレットをバックアップから復元するときに必要になるので、絶対に忘れないようにしてください。
パスワードを忘れると、資金へアクセスできなくなりますので、必ず書きとめるようにしてください。
絶対に忘れないで欲しいこと
アカウント作成したら最初に必ずバックアップを取るようにしてください。アカウント名・パスワードを覚えるだけではダメなのです。
バックアップを取らずにブラウザのキャッシュをクリアしたら、資金にアクセスできなくなりますので注意してください。
バックアップファイルを作成したら、大切に保管するようにしてください。いつかバックアップから復元する日が来るかも知れないので、バックアップファイルから復元する方法も覚えておくようにしましょう。
また、バックアップファイルを万が一なくした場合、ウォレットを復活できる唯一の方法でBrainkeyから復元する方法というものがあります。したがって、Brainkeyの設定もセーフティーネットとしてやっておくと良いでしょう。
ステップ2:あなたのウォレットのバックアップを取る
BitSharesのウォレットはブラウザーベースのため、ブラウザーのキャッシュをクリアしたら内容が消えます。バックアップを取らずにブラウザーのキャッシュをクリアしてしまった場合、ウォレットを復元できなくなるので危険です。
ウォレットを作成したら最初にすることはウォレットのバックアップを作成することとウォレットを復元する方法を理解することです。
・BitSharesのオンラインウォレットのバックアップの取り方
・BitSharesのオンラインウォレットでバックアップからインポートする方法
バックアップファイルがなくてもBrainkeyを使って、Brainkey経由でバックアップと復元を行うこともできます。
・BitSharesのオンラインウォレットでBrainkeyを設定する方法
・BitSharesのオンラインウォレットでBrainkeyから復元する方法
ステップ3:あなたのウォレットに資金を入金する
BitSharesのネットワークで使われている基軸通貨はBTSです。BTSを購入してBitSharesウォレットに転送する方法は複数ありますが、代表的な方法は以下の記事を参考にしてください。
・zaif exchangeでビットコインを購入してOpenledgerに送金する方法 私はこの方法で送金しました。
・BitSharesの基軸通貨「BTS」を購入してOpenledgerに送金する方法(Poloniex編)
・BitSharesの基軸通貨「BTS」を購入してOpenledgerに送金する方法(MetaExchange編)
他にもBTC(ビットコイン)をそのまま入金する方法もあります。
・BTC(ビットコイン)をOpenledgerに送金する方法
ステップ4:トレードする
BitSharesウォレットに資金を入金できたら、次にBitShares内の取引所でトレードすることができます。BitSharesの取引所では多くの市場が存在しますが、その中からいくつかピックアップしていきます。
OPEN.BTC/BTS
OPEN.BTC/BTS市場に行けば、Bitcoin対BTSの取引ができます。(OPEN.BTCという名称はOpenledgerが作成したBitcoinのIOUということです。)
ステップ3でBTSを入金した場合は、BTSを売る(OPEN.BTCを買う)ことができ、BTCを入金した場合はOPEN.BTCを売る(BTSを買う)ことができます。どっちのサイドを取るか、戦略的に考えてから入金しましょう。
OBITS/BTS
OBITS/BTSはOpenledgerが直々に開催している市場の一つ。Openledgerが稼ぎ出した利益を月1でBuyBack Programという形で市場に還元している、お祭り状態の銘柄。いつまでBuyBackが続くか、見ものです。
QBITS/BTS
QBITS/BTSはOpenledgerが直々に開催している市場の中ではダークホース的市場。QBITSはOpenledgerが一時期キャンペーンで配布していた時期があったため、多くのOpenledgerユーザーが保有している。日によっては出来高が結構膨らむので要チェックな市場。
bitUSD/BTS
bitUSD/BTSはSmartcoinであるbitUSDを売買できる市場。BitSharesのコミュニティはSmartcoinの市場を非常に盛り上げたがっていますが、まだいまいち盛り上がりに欠けています。とは言っても、bitUSDのsupplyは日々増えていっているので、着実に大きくなってきてはいる。今後に期待。
BitSharesの醍醐味はアフィリエイトプログラムの存在だと言えます。そうです、仮想通貨でアフィリエイトができる時代なのです。
BitSharesでは「Lifetime Member」にアップグレードしたユーザーはアフィリエイトに参加することができます。Lifetime Memberになったら、その後はアフィリエイトリンクを作成して、あなたのブログなりソーシャルメディアのアカウントを通してBitSharesを友達に紹介すればOKです。
・友達にBitSharesを紹介してアフィリエイト収入を得る方法
家族や友達と金銭のやり取りをするとき、なるべくBitSharesを使うことを心がけると良いでしょう。あなたを含め、一人でも多くの人がBitShares内でトランザクションを行うことで、「従来の銀行システム」が既に古いパラダイムの残骸であり、既に用無しであること、そして新しいパラダイムへ移行することの必要性を世界に明確に伝える役目を果たすのです。
あなたがもし素晴らしいビジネスのアイデアを持っているのなら、BitShares内にUser Issued Asset(独自トークン)を発行して、クラウドファンディングのように資金調達を狙うことができます。User Issued Assetはアイデア次第で無限の可能性を秘めているので、死ぬほど頭に汗をかいて、あなたのビジネスにBitSharesを取り入れることができるか考えると良いでしょう。
・BitSharesのUser Issued Assets(UIA)の仕組み
・BitSharesプラットフォーム上でUser Issued Asset(独自トークン)を作成する方法
・BitSharesのOpenLedgerウォレットでUser Issued AssetsをBurn(Reserve)する方法
・User Issued Asset(UIA)のFee PoolとCore Exchange Rateの役割