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発表によると、ほかに逮捕されたのは東京都葛飾区金町、建築コンサルタント業佐藤幸道たかのり(46)、熊本市南区、無職中村勇樹(48)、鹿児島県薩摩川内市、土木作業員薙野修一(58)の4被告(いずれも非現住建造物等放火罪で起訴)。
静岡県下田市柿崎のホテル「オーシャンガーデン海山吾照かいざんごしょう」で今年1月、客室や廊下を焼いた火災で、県警は5日、韓国籍で東京都町田市木曽東、会社役員谷山徳秀こと康徳秀容疑者(56)ら男計5人を現住建造物等放火などの疑いで逮捕したと発表した。

5人は共謀し、1月15日午後11時半頃、康容疑者が代表取締役を務める渋谷区の不動産会社が経営する海山吾照4階の2部屋に火を付け、ホテルの一部約170平方メートルを焼いた疑い。
調べに対し、康容疑者は「やっていない」と話しているという。
捜査関係者によると、康容疑者と佐藤被告はホテルの改築工事で知り合ったという。康容疑者の依頼で、佐藤被告と知り合いだった3人が実行犯となり、定休日だったホテルに通用口のガラスを割って侵入、新館と旧館4階の各1室に火をつけたといい、4人には康容疑者から報酬も支払われたという。ホテルは億単位の火災保険に加入していたといい、保険会社に請求したものの、支払われなかったとみられる。県警は保険金をだまし取ろうとした可能性もあるとみて調べている。下田温泉旅館協同組合によると、海山吾照はすでにあったホテルの建物を改装して2年ほど前にオープン。韓国風の内装や韓国料理を提供することなどを特徴としていたが、火災後は営業を中止していた。
県東部でホテルを経営する50歳代男性は「開店した頃はにぎわっていたが、高額のためか、すぐに客足は遠のいた」と話した。 http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20131206-OYT1T00550.htm