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 不法就労などで得たカネを組織的に韓国へ送る「地下銀行」を運営したとして、千葉、神奈川両県警などの合同捜査本部は7日、銀行法違反(無免許営業)の疑いで東京都荒川区東日暮里、無職、孟地龍(メンジヨン)(27)と同区荒川、会社経営、金成煕(キムソンヒ)(35)両容疑者らいずれも韓国籍の男女7人を逮捕・送検したと発表した。全員が容疑を認めているという。

千葉県警によると、孟容疑者らの組織は少なくとも、平成20年4月~今年5月、国内の韓国人など約6千人から不法就労で得たカネを含め100億円を超える送金依頼を受けていたとみられる。依頼人の入金を確認後、韓国にある上部組織が翌日までにカネを指定された韓国の口座に振り込むシステムを構築していたとみられ、国際捜査も視野に調べを進める方針。

逮捕容疑は25年2月~今年4月、不法滞在している神奈川県相模原市の50代の韓国籍男性らから依頼を受け、韓国内の男性の親族宛てに現金計176万円を送るなど、6人から計約490万円を受け取って送金したとしている。