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収入を隠して生活保護費を不正受給したとして広島県警福山東署は21日、福山市奈良津町のパート社員の女(45)を詐欺容疑で逮捕した。「体調不良などの不安から少しでもたくさんのお金が欲しかった」と容疑を認めているという。

逮捕容疑は平成20年10月~25年9月、人材派遣会社での就労を隠して市から計約311万円を不正に受給したとしている。

市によると、女は偽名を使って複数の人材派遣会社へ登録して就労。23年の課税台帳調査で、子供が別名の扶養に入っていたことから調べたところ偽名での収入のある疑いが浮上し、今年2月26日に同署に告訴したという。生活保護費は14年4月から受けていた。

市は「生活保護制度の信頼にかかわる問題。生活実態の把握に一層努めるとともに、関係機関と連携して厳正に対応していく」とコメントした。
http://www.sankei.com/region/news/141022/rgn1410220083-n1.html