長崎県対馬市の梅林寺から市指定有形文化財の仏像が盗まれた事件で、窃盗容疑などで逮捕された韓国人5人が捨てたとみられる大般若経の経典約40巻が、同市内の港付近で見つかっていたことがわかった。
県警対馬南署は、5人が経典も盗み出していたとみて、近く窃盗容疑で追送検する方針。
捜査関係者によると、5人は11月24日午後、韓国・釜山行きの船が出る厳原港の船乗り場で職務質問を受けた際、仏像1体(高さ10・6センチ)と経典約320巻を所持していた。
寺からは市指定有形文化財の360巻がなくなっており、県警が逮捕後、残り約40巻について追及。一部の容疑者が「厳原港で捨てた」と供述した。経典は供述通り、同港付近で見つかり、盗まれた経典と一致した。
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