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新生児を民家の敷地に遺棄したとして、神奈川県警川崎署は29日、保護責任者遺棄の疑いで、中国籍の技能実習生、セン・ビエン容疑者(22)=川崎市川崎区小田=を逮捕した。容疑を認めている。

同署によると、昨年12月19日午後2時50分ごろ、自宅近くの民家の門のそばに、同日、産んだばかりの男児を遺棄したとしている。

同署によると、発見時、男児の体重は3392グラムで、引きちぎったへその緒がついたまま毛布にくるまれ、ポリ袋に入れられていた。泣き声を聞いた通行人の女性が、男児を発見。セン容疑者が遺棄してから約30分後に、民家に住む男性が110番通報した。

男児は病院に搬送されたが命に別条はなく、現在は乳児院で保護されているという。セン容疑者は自宅で1人で男児を出産したといい、取り調べに対して「会社に知られたら、日本にいられなくなってしまう。日本人の家に赤ちゃんを置けば育ててくれると思った」と供述している。

https://www.sankei.com/affairs/news/190129/afr1901290010-n1.html