紙幣を白紙で挟んで薬品をかけると紙幣が増えるなどと偽る「ブラックマネー詐欺」と呼ばれる手口で、女性から現金100万円を盗んだとして、警視庁麻布署は、窃盗(詐欺盗)の疑いで、グアテマラ国籍で住所、職業不詳、アルドン・エルナンデス・メルビン・ロデリコ容疑者(38)ら外国人3人を逮捕した。同署によると、3人は容疑を否認している。
逮捕容疑は、6月19日昼ごろ、東京都港区内のホテル客室で、都内の女性(23)に「私たちはお金に困っている。お金を出してくれれば20%のお礼をする」と持ちかけ、21日に用意させた現金100万円を黒い紙の束とすり替えて盗んだとしている。
3人は女性に「1万円札を同じ大きさの白紙で挟んで薬品をかけると黒く変色し、還元液をかけると全て1万円札に変わる」と説明。女性の前で実践し、すり替えた現金を示すなどして信じ込ませ、100万円を用意させた。不審に思った女性が親族に相談、「ブラックマネー詐欺」だったことが分かり、同署に相談していた。
偽の一万円札使用容疑 男を逮捕 「ブラックマネー」?2800枚の黒色紙片も所持
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