【香港時事】8日付の香港紙・明報などによると、中国・北京の弁護士がこのほど、武装した約1000人の「民兵」で尖閣諸島(中国名・釣魚島)を占領する計画を立て、中国本土や香港で志願者募集を開始した。
この弁護士は環境保護関連の訴訟で知られる賈方義氏。賈氏は宣伝活動のため深セン(広東省)を訪れた後、5日に在香港日本総領事館が入居するビルの前で十数人の活動家と共に抗議デモを行った。広州(広東省)や上海などでも志願者を募り、「決死隊」を結成するとしている。
計画は1953年に武装した韓国の民間人グループが竹島を占拠した行動に倣ったもので、準備が整えば、中国国防省に通知するという。
しかし、中国当局が民間人による「民兵」集めを容認するかどうかは不明。また、昨年8月にメンバーを魚釣島に上陸させた香港の民間団体「保釣(釣魚島防衛)行動委員会」幹部は賈氏の計画について、1000人を輸送できるほど多くの船を調達するのは難しいと指摘し、今のところ計画に参加するつもりはないと述べた。
保釣行動委は6日、8月に抗議船を再び尖閣海域に派遣する方針を明らかにしている。http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2013070800652
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