先月、都内のコンビニエンスストアなどで聖徳太子の肖像画が描かれた偽の旧一万円札が使われているのが見つかった事件で、都内に住むベトナム人の男女3人が偽造通貨行使の疑いで警視庁に逮捕されたことが分かりました。
都内では先月21日以降、コンビニエンスストアやドラッグストアなどから「偽物とみられる旧一万円札が使われた」という通報が相次ぎ、警視庁によりますと、これまでに100店舗ほどであわせておよそ110枚が見つかりました。
いずれも聖徳太子の肖像画が描かれたもので、すかしが入るなど精巧に作られていますが、アルファベットの「PS」で始まる実在しない記番号が印刷されていて、一部を鑑定した結果、偽札と判明したということです。
警視庁は店の防犯カメラの映像を解析するなどして捜査していますが、このうち、中野区の4つのコンビニエンスストアで偽札を使用したとして、いずれも都内に住む20代のベトナム人の男女3人が偽造通貨行使の疑いで逮捕されたことが捜査関係者への取材で分かりました。
3人は別々に行動してそれぞれの店舗で偽札を1枚ずつ使い、水など少額の買い物をして1万円近くのおつりを受け取っていたということです。
警視庁はほかの店舗についても関わった疑いがあるとみて捜査するとともに、偽札の入手ルートなどを詳しく調べています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/shutoken/20210908/1000069940.html
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