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六本木で違法薬物販売の拠点とみられるバーが摘発された。警視庁は12日までに、東京・港区六本木のバーの店長ワディカチェレ・アゴモ・オースティン容疑者ら、ナイジェリア国籍の男4人を覚醒剤取締法違反の疑いで逮捕した。薬物が小分けされたイラスト入りのカラフルなパッケージは“麻布パケ”と呼ばれ、六本木周辺で出回っていた。都内の繁華街ではナイジェリア人の客引きが問題視されているが、増殖の経緯を追った。

オースティン容疑者らは店内で覚醒剤1・7グラム(末端価格10万円)を販売目的で所持。コカイン(同18万円相当)も見つかっている。警視庁は店が薬物の販売拠点になっていたとみている。

六本木ではここ数年、ナイジェリア人の客引き、ボディーガード、バーやクラブ経営が目立つ。特に客引きは、しつこくつきまとうこともあるため、問題になっていた。警視庁は違法な客引きに対し、風営法違反容疑で摘発してきたが、いたちごっこが続いている。

「ナイジェリア人は六本木のほか、新宿歌舞伎町、錦糸町などに拠点を持ち、客引きをした日本人を酔わせてぼったくったり、ATMで金を引き出させる、財布から現金を盗むなど、連中の店に入ったら大変なことになるというのは、いまや街の常識」とは飲食店関係者だ。

それにしても、なぜここまで幅を利かせているのか。その裏には、ある伝説のナイジェリア男性Xの存在があった。六本木のある黒服は「現在、路上で客引きなどができる外国人はナイジェリア人に限られています。本国では仕事もなく、家族を養えないナイジェリア男性が、カネを稼いで本国に送るのが目的で、大量に来日したのが25年くらい前のこと。イラン人が仕切っている上野周辺を見たナイジェリア男性Xが、六本木をナイジェリア人仕切りにするために動いたといわれています」と語る。

Xは身長は小さいものの、ボディービルダーのような屈強な体をしており、ケンカも強かったという。

「Xはナイジェリアからケンカの強い男を次々来日させ、日本人女性との結婚を進め、愚連隊のような組織を結成。日本の指定暴力団をケツモチにして、進出してくる他の外国人を排除するため闘争の日々を送りました」(同)

時には、ナイジェリア人を差別するような日本人にケンカを仕掛け、同国人たちの用心棒となっていたという。

「ナイジェリア人のネットワークでは、六本木など東京の繁華街で『堂々と商売ができて、本国の家族を養えるのはXのおかげ』とカリスマ扱いされており、もはや新しく入り込もうとする外国勢はいない。ナイジェリア以外の外国人は、Xにみかじめ料を支払っているといわれています」

外国人の店、外国人客が多い六本木だが、そこを実質的に“支配”しているのはナイジェリア人なのだという。

もちろん裏では、犯罪にも手を染めている。

今回摘発されたことで判明したドラッグビジネスも、実はかなり前から周辺では知られていた。

前出の黒服は「ナイジェリア人は六本木でやりたい放題。クスリの売買も横行しています。同胞であるナイジェリア人を守るために体を張っていたXですが、今は表にはまったく出てきていません。薬物売買を裏で仕切って金儲けしているのか、調子に乗る無法者に成り下がった同胞を見て悲しんでいるのかは不明です」と話す。いまや六本木などでは「絶対にナイジェリア人にケンカを売ってはいけない」とまでいわれている。

六本木のクラブ店長は「六本木で酔った日本人がナイジェリア人にケンカを仕掛けたりすると、1分で10人、2分で20人くらいの黒人が集結してきてボコられます。そのネットワークはすさまじく、横のつながりの強さと、連絡網での伝達の早さはハンパないです」と警戒している。

来年の東京五輪では外国人訪日客が多数訪れる。さらなる不良外国人の一掃が必要なようだ。

http://news.livedoor.com/article/detail/16311599/