民泊施設宛ての宅配物にコカインを隠して密輸したとして、大阪府警大阪水上署は21日、麻薬取締法違反(営利目的共同輸入)の疑いで、大阪市天王寺区堂ケ芝の自称ラッパー、金炳尚(きんへいしょう)容疑者(31)=韓国籍=と同市生野区巽中のクラブ店員、金井弘樹容疑者(29)を逮捕、送検したと発表した。いずれも黙秘している。
金容疑者は「BK」の名前でラッパーとして活動し、金井容疑者とは音楽活動などを通じて知り合ったと説明しているという。
2人の逮捕、送検容疑は何者かと共謀し、5~8月、4回にわたり、大阪市中央区や京都市下京区の民泊施設宛ての荷物の中に隠す手口で、コカイン計88・37グラム(末端価格計約176万円相当)をブラジルから密輸したとしている。大阪税関がコカインを発見し、荷物は配達されなかった。
同署によると、別事件の捜査で、両容疑者が交流サイト(SNS)でこの荷物についてやり取りをしていたことが発覚し、同署と大阪税関が関連を裏付けた。ほかにも複数人が関与しているとみて調べている。
金容疑者は逮捕時に尿からコカイン成分が検出され、同法違反(使用)容疑でも書類送検され、すでに起訴されている。
https://www.sankei.com/article/20221221-22TNILL4J5MR5HVZIWWTMNPYP4/
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