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金塊を密輸しようとした疑いで、愛知県に住む韓国籍の主婦ら5人が、1日、逮捕された事件。

5人は動機について、「韓国に遊びに行けるし、小遣いも稼げる」と話していることがわかりました。

押収されたおよそ1億3000万円分の金塊。

税関の職員が密輸を見抜きました。

「容疑者らは、下着の内側にポケットをつくり、金塊を入れて密輸していました」
(横山記者)

逮捕された韓国籍で岡崎市に住む李芳子容疑者(66)ら5人は、去年12月、重さおよそ30キロの金塊を、韓国の仁川空港で受け取り、中部空港から密輸しようとした疑いがもたれています。

「これくらいの大きさで1キロなので、色々な所に隠せる。
10個だと、400万円くらいの利益が生まれる」
(中部空港税関支署 藤田幸則広聴官)

金塊は、密輸すると輸入の際にかかる消費税を逃れることができ、消費税が8%に上がった3年前から増加。

5倍以上に増えています。

警察によりますと、逮捕された李容疑者ら5人は主婦仲間で、別の人物が香港で買い付けた金塊を、韓国で受け取った「運び屋」だったと見られています。

「李容疑者は、こちらのブティックを夫とふたりで経営し、韓国人の友人がよく訪れていたということです」
(江南記者)

「結構、地元の韓国に帰っていて、行ったり来たり。仕入れに行っていた。
お店に行くたびに『行ってきた』とか『行く』とか話していた」
「金がないので困っているとよく言っていた」
(李容疑者の近所の人)

5人は、容疑を認めているということで、動機について、「韓国に遊びに行けるし、小遣いも稼げる」と話し、無料通話アプリのラインを使って連絡を取り合っていたということです。

密輸した金塊は、総額10億円に上るとみられ、警察は、この事件の指示役で韓国籍の55歳の女を、国際指名手配する方針です。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170601-00002918-cbcv-soci