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福岡県警は4日までに、覚醒剤約2・2キロ(末端価格約1億4千万円相当)を密輸したとして、覚せい剤取締法違反(営利目的輸入)の疑いでドイツ国籍の無職、ウォルフガング・シーモン容疑者(75)を逮捕した。県警によると「会員制交流サイト(SNS)で知り合った人から荷物を日本に持ち込むよう頼まれ、中身は知らなかった」として容疑を否認している。

逮捕容疑は、カンボジアのシェムリアップ国際空港から航空機に搭乗し、昨年12月17日朝にベトナム経由で福岡空港に到着、覚醒剤を持ち込んだとしている。

県警などによると、シーモン容疑者はドイツでホテル経営に携わり、現在休業中。リュックサックの背板部分から覚醒剤入りのポリ袋が見つかった。容疑者は「カンボジアで女性からリュックサックを渡された。報酬を受け取ったら、ホテルの事業資金に充てる予定だった」という趣旨の話をしているという。

門司税関は4日、関税法違反容疑で福岡地検に告発した。

https://www.sankei.com/affairs/news/190104/afr1901040033-n1.html