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カップ麺に覚醒剤を隠して米国から密輸したとして、厚生労働省北海道厚生局麻薬取締部は18日、中国籍の自称会社員廖鳳齢りょうほうれい容疑者(31)を覚醒剤取締法違反(営利目的輸入)などの疑いで逮捕したと発表した。逮捕は5月25日。

 発表によると、廖容疑者は5月23~24日、粉末入浴剤・バスソルトの容器5個とカップ麺36個に隠した覚醒剤計約2キロを、営利目的で米国から札幌市豊平区の民泊マンションに郵送するなどした疑い。覚醒剤は、カップ麺の粉末スープに見せかけた袋に入れていたという。

 バスソルトの容器入りの覚醒剤が税関職員によって発見され、廖容疑者の関与を調べていた。廖容疑者は札幌から新幹線などを乗り継ぎ、東京へ移動。翌25日朝、ホテルで覚醒剤の入った袋だけ取り出し、電車でJR川崎駅前に移動したところで、確保された。

 廖容疑者は調べに、「覚醒剤ではなく、食材だ」と容疑を否認しているという。

https://www.yomiuri.co.jp/national/20190618-OYT1T50141/