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韓国・仁川から福岡空港を経由して金塊計9.5キロ(約4800万円相当)を密輸しようとしたとして、福岡県警や門司税関は17日までに韓国籍の自称貿易業、キム・ジソプ容疑者(27)を関税法違反(無許可輸入未遂)の疑いで逮捕した。税関などによると、消費税増税後の金密輸事件の摘発は全国初。

税関によると、金の購入に税金がかからない国で調達し、日本に密輸して売却すれば消費税額分が利ざやになる。10月からは消費税率が10%になり、利ざやが増えるため税関当局などが警戒を強めていた。

逮捕容疑は10月1日、韓国・仁川国際空港から金塊計9.5キロを日本に持ち込もうと計画。福岡空港に備えてある手荷物カートのフレームの中に隠すなどして、申告せずに税関を通過しようとした疑い。

県警によるとキム容疑者は「韓国の空港でいいアルバイトがあると言われ、お金が欲しくてやった」などと容疑を認めているという。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO51097840X11C19A0ACYZ00/