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合成麻薬のMDMAおよそ4000錠をドイツから国際郵便で密輸したとして、いずれもベトナム国籍で静岡市の建設作業員など2人が麻薬取締法違反の疑いで警察に逮捕されました。

逮捕されたのは、いずれもベトナム国籍で、静岡市駿河区の建設作業員、ファン・ヴァン・チエウ容疑者(25)と住所不定の無職、レー・タイン・ロン容疑者(27)です。
警察と名古屋税関清水税関支署によりますと、2人は1月、MDMAおよそ4000錠、末端の密売価格でおよそ2000万円相当をドイツから密輸したとして麻薬取締法違反の疑いがもたれています。
国際郵便を扱う川崎市の税関の出張所で、成田空港経由で届いた段ボールを調べたところ、プラスチック製の容器2つとコーヒー豆の袋1つの中に大量のMDMAが隠されていたということです。
段ボールの送り先がファン容疑者の住所だったことから、税関が警察に通報し、共同で捜査を進めていました。
警察によりますと、2人は知人関係にあるということで、今後、事件のいきさつや入手経路などを調べることにしています。
警察は、2人の認否について明らかにしていません。
また、税関は21日、ファン容疑者を関税法違反の疑いで、検察に告発しました。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/shizuoka/20220221/3030015044.html