東京都品川区の京浜運河でスーツケースに入った女性の遺体が見つかった事件で、警視庁捜査1課は7日、遺体が中国籍の住所・職業不詳、楊梅さん (34)と特定されたと発表した。遺体の指紋が入国管理局が保存していた楊さんの指紋と一致した。楊さんは京都府内の工場で働いていたが、平成26年3月 から行方が分からなくなっていたといい、捜査1課が当時の足取りやトラブルの有無などを調べる。
捜査1課によると、楊さんは25年9月に技能実習生の資格で入国。京都府内の自動車部品製造会社の工場で勤務していたが、26年3月に工場の寮からいなくなり、会社が捜索願を出していた。在留期間は1年間だったが、その後、更新されていないという。
事件は今年6月27日、京浜運河にスーツケースが浮いているのを運航中の船に乗っていた男性が発見して発覚。楊さんは膝を抱えるような格好で死亡しており、目立った外傷はなかった。複数の石のようなものも入っていた。
司法解剖で死因は分からず、捜査1課は病理検査をして詳しく調べるとともに、遺棄された場所についても特定を進めている。
http://www.sankei.com/affairs/news/160707/afr1607070007-n1.html
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